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執筆者の写真すえふじ小児科

喘息様気管支炎


アストラゼネカ「ぜんそくタウン」より

★喘息様気管支炎は、

かぜをきっかけに起こる気管支炎です。喘息のように息を吐くときに出る「ゼイゼイ」が聞こえるのが大きな特徴です。表にもしっかり音が聞こえることもあれば聴診でしか聞こえない場合もあり、呼吸が速く苦しくなることもあります。

気管支の内腔が狭くなると空気が通るときに「ヒュー」という音がします。口笛と同じ原理です。狭くなったった気管支のままでは呼吸は苦しくなります。

このような状態の時に活躍するのが気管支拡張剤。

気管支を広げることで酸素もしっかり入り、呼吸が楽になります。

​気管支を広げるお薬は、内服の他にテープ、吸入薬もあります。

★咳がひどい時は、 しっかり水分をとり、加湿もしましょう!痰を出しやすくしてください。

咳込んで吐くこともあるかもしれません。痰が出せたら吐くのもOK。

その後に十分水分を取ってください。

呼吸が速く、咳込みや喘鳴が強いときには入院治療が必要なこともあります。

夜間、ひどくなるケースもあります。

お子さんが眠れない状況の時は、我慢しすぎず受診しましょう。

★熊本は夜間救急も充実しています。

咳込んで眠れない、苦しそうにしている時は、吸入が効果的なことも多いです。

小児科医がみてくれる救急病院を受診してください。

熊本地域医療センター 24時間対応

熊本赤十字病院    0時まで 小児科医対応(その後は救急担当医師)

当院も朝9時から診療が始まります。8時半にはスタッフは出勤しています。

なんとか朝まで持った!という時はこちらへどうぞ!!

★体の成長と同じで、子ども達の気管支は成長の途中段階です。

これから出来上がる気管支をなるべく丈夫に、しっかりと成長させるためには、なるべく炎症を起こす期間を短く過ごすこと。

その為には1回1回の病気をしっかり治すことが大切です。

丈夫な身体つくりを目指しましょう!!

気管支へのダメージを受ける頻度が高い人は、抗アレルギー剤や局所的に働く吸入のステロイド剤を毎日使用し、常日頃から炎症をおこりにくい状態を目指すこともあります。

未熟な気管支はもともとが細く狭い状態です。分泌物が多くてうまく出せない時は、その分泌物で気管支を狭くすることもあります。

本当に治療が必要かどうかの判断は、色々と見極めが必要です。

日頃から、小児科専門医にかかられることをお勧めします。

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