インフルエンザが話題になるシーズンになってきました。インフルエンザが流行すると毎年悩ましいのが、『検査のタイミング』です…。
当院では適切なタイミングで検査をすることで『インフルエンザを確実に診断し、きっちり診療を行うこと』をモットーにしています。
それで診断を確実にし、お薬を飲むタイミングを遅らせることなく、治療を優先する為に、当院では発熱から原則12時間たってからの検査をおすすめします。(もちろん例外もあります。)
熱のでかた、全身状態、流行の状況などをみて、診察の結果「インフルエンザで間違いなさそうだな」と思うけれど、時間が経っていないとき、当院ではまずインフルエンザのお薬を1日分だけ処方し、翌日検査を行い確実な診断に務めています。
翌日に調べて陰性だった場合は、他の病気が考えられないか、治療をどうするかを検討します。
先にお薬を飲んでも検査結果に影響はありません。
インフルエンザの疑いが強くても検査を先にして陰性だった場合、お薬を処方することは保険上(国の制度)認められていません。
お薬は必要な分を飲んでいただく。
検査は必要性と確実性を考慮する。
でも、治療は遅れず、お子さんの体の負担はなるべく少なく治癒に向かうサポートを行うこと。
これらを大切に診療しています。
当院の方針を、ご理解いただければ嬉しいです。