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執筆者の写真すえふじ小児科

指導の方法(白井一幸さん講演会より-②)


10/24に続き、プロ野球選手として活躍され、監督も経て現在は日本ハムのコーチとして指導に当たりながら講演活動もされている、白井一幸さんの講演会の内容のご紹介です。

今回は指導について

選手は頑張っているのにチームは低迷。指導者も頑張っている!!という場合、頑張り方が間違えているのではないか?と振り返るそうです。

指導とは「ある目的に向かって教え導くこと」

これまでありがちな指導者は、

「結果に対し怒る」⇒熱心にみられる。「原因について教える」⇒理論的な指導法。

「猛練習をやらせる」⇒仕事熱心、情熱的。

これらの指導法はよくありがちで、素晴らしい指導者だと言われてきました。

でも・・・。

ミスをしたら、一番反省、ショックを受けるのはその本人です。

ではどうしたらよいのか??

知らないことは教える!!

わかりきったことを教えると、「そんなのわかってるよ!」と反発にあうこともあります。知らないことは教える。ただし教えるのは1度だけ、1回で伝えきる!

ミスした後ほど元気をだす。

積極的にプレーを続けるには「お前がみんなの知らないところで努力をしていることを知っている。お前ならできる!」と励ます。

おこって萎縮させるのではなく、選手を支援し続ける。

エラーは怒らない。でも、下向きで帰ってくることは許さない。

エラーしても「すみません、監督。次、取り返します!」と、エラーをすればするほど積極的になるチーム。そういうチームこそ、もてる力を100%発揮できます。

そして、ミスの分析を必ず行うこと。

ここで大切なのは詰問するのではなく、考えさせること。

オープンクエスチョン、具体的に言葉で返せる、考えてもらう質問を投げること!

このときに指導者に大切なのは「聴く力」

聞き方によって話しやすくも話しにくくもなる。

相手のいうことをリピートして、共有することも大切なことです。

指導者として成功したければ、教えてやってる!ではなく、選手の成功にかかわらせて頂くという姿勢が大切だとも。

今回もプロ野球の世界だけでなく、身近な「子育て」にも通じるな~と思います。

子どもを教え、導くのは私たち大人の役割。

子どもの力を100%発揮できる環境を準備したいですね!!

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